2016年09月29日

次世代ベベル流用 ver.7 編 専用ラッチは必要か? 実験

好評だったので
次世代、HC、89式に採用されている
10枚歯のベベルギアの流用実験
今回はM14に採用されているver.7での実験です。


厳密には次世代とHC用とでは
寸法に若干の違いがあるようですが
気持ち寸法の大きな次世代用を使って実験してみました。
(小さい分にはシムで何とかなるけど大きいのはどうなのよ?ってならないため)

今回使用するメカボはCYMA製のM14のもの
基本的にはマルイ互換ですが
あくまで参考程度にしてくださいねicon11

結論から言いますと
バッチリですicon22
専用逆転防止ラッチ要らずでした。
ベベルギアとスパーギア間の隔壁が
いい感じに逆転防止ラッチに対してストッパーになるので
ver.2よりも不安無くノーマルの逆転防止ラッチが使用できます。

これは余談ですが、
この10枚歯ベベルは
組み込んだからといって
どんなものでもセミオートレスポンスが良くなる
という訳ではありません。
中華モーターのようにモーターの立ち上がりが遅いモーターなんかだと
正直4枚だろうと6枚だろうと大して変りません。
どちらかと言うと
HCや次世代のリコイルユニット、89式の機械式バーストユニットのように
僅かな逆転が不具合の原因となるような
デリケートなメカに対しての保護の効果が本来の役割なのだと思います。
  


Posted by 低王  at 21:57Comments(0)電動ガン雑記流用

2016年09月28日

真!!インテグラルサプレッサー (笑)MP5SD版ね

普段から“その銃らしさ”という部分を大切に
くだらな〜いカスタムを行っていますが
今回はMP5のSD系の特徴である
インテグラルサプレッサーをリアルに再現してみました(笑)
と、言っても構造がリアルとかの方向性ではありません。

サプレッサーに包まれた銃身には小さな穴がいくつもあけられており、銃口だけでなく銃身の穴からも発射ガスをサプレッサーの中に拡散させることによって消音効果をより高めている。これによって必然的に銃口初速は低下し、高速弾の場合は亜音速に速度を落とせる利点もあるが、弾丸の威力が低下する欠点もある。インテグラルタイプの短機関銃として有名なH&K MP5SDは9x19mm弾を使用するが、その実行威力は.380ACP弾の+P程度に低下していたといわれている
(Wikipedia参照)

この特徴をリアルに再現してみました。


まず
あっち側が見えません

光を当てても
針の穴程度の光が見えるだけ

中はというと
1mm厚のフェルトの中心に十字の切れ込みを入れたものが
10枚先端に入っています。

感のいい方は気づいたと思いますが

そう、減速アダプターです。
サウンドサプレッサーに減速アダプターの機能も持たせたものです。
正確にはマルイ製の減速アダプターとは理屈が違うのですが、
最初は薄いゴム板でマルイ製同様の理屈で製作したところ
初速は落ちるが弾道はまあ散る散る
思考錯誤の末フェルト10枚重ねになりました。

このSD5は
超低初速プチ流速仕様にしてあるので
ホップを最も強くかけた状態
このサプレッサーを外した状態では
こう

サプレッサーを装着すると
こう


サイクルには影響無し
弾道も減速アダプター同様若干の影響はありますが実用上そこまで問題でもなく
発砲音はサプレッサー有りの方が静かになり、擬似ブローバックのダミーボルト音が1番の音源に
同時に“弾丸の威力が低下する欠点”を再現しました(笑)
  


Posted by 低王  at 11:09Comments(0)電動ガン雑記パーツ製作実験

2016年09月27日

擬似ブローバック化 CYMA RPK ルーマニア?


CYMA製RPKを擬似ブローバック化してみました。
そんなことしなくてもJG製で最初から擬似ブローバック付きモデルが出てるよ
そんな声も聞こえそうですが
RPKといえばフレームの補強リブ
ここの再現だけは譲れなかったんで
敢えてのCYMA製です。
中身はAPS製メカボ移植のお手軽版ですが(笑)

CYMA製RPKについて
LCT製より頑張ったといういい評判と
RPKではなくRPKちっくなRPK74という残念な評判
を目にするので
実銃や無可動実銃の画像を検索してみての自分なりの解釈ですが

ロシア製RPKって見方をすると
間違いなくグリップからコレじゃない感がプンプンしてくるので
ハイダー変えて刻印を気にしなければ
多分ルーマニア製のRPKって設定でOK?

てか第三世界に回って
寄せ集めされたらもう何でもアリ?!

ということで
また古典的スタイルなAK系の新たな魅力を発見です。
古典的スタイルのAK系はある程度脳内補完でコレじゃない感すら払拭できる!

これだがらAKはやめらんねぇ

動画はこちら





  


Posted by 低王  at 07:01Comments(0)電動ガン疑似ブローバック化

2016年09月25日

芸術の秋ですね SG550 擬似ブロ

少し前に
JGの擬似ブローバックギミックのついた
SIG552を入手したこともあり
拡張製や取り回し云々は552の担当とし
以前に製作したSG551を
SG550に仕様変更?してみました。



現在はマルイさんもSIG552のみのラインナップとなり
現在SG550の決定版はスチールレシーバーのG&G製と自分は認識しています。

が、楽しめるという意味で
半モデルガンとして神経質になり過ぎて扱うことは嫌
やっぱり550としてバーストが欲しいこと
変態擬似ブローバック野郎としてはそれ無しにしたら面子が立たないこと

これらの理由から敢えてのマルイ+JGパターンです。

自分の初めての電動ガンがSG550だったってことは抜きにしても
いやぁ・・・
やっぱ最高っすな、SG550は!
個人的にノーマル然としている方が好みってのもあるんだけど
SG550とパイソンは外観弄っちゃダメなヤツっすな
流行りとか性能や使い易さが云々とかじゃなくて
ノーマルが1番絵になる。
これは正に芸術っすな!

動画はこちら







  


2016年09月24日

静かになるギア、ならないギア

電動ガンにおける悩みの一つであるウィって作動音
メカボックスの分解調整を行ったことがある人は解ると思いますが
シム調整を行うことである程度静かにすることは可能です。

しかし

シム調整は完璧に出来ている
何度見直してみてもやっぱりギア間のクリアランスはおかしくない

こういった状態にもかかわらず
実際にモーターを入れて位置調整をしても全然静かにならない

こういった経験をされている方もいらっしゃると思います。

ウィって唸り音の主な音源は
ベベルギアとピニオンギアの部分で発生している訳ですが
グリップ内でのモーターの角度
ベベルギアとピニオンギアの相性
ギア自体の変形や摩耗
スプリングレートに対するモータートルクの不足
ギアの材質による負荷がかかった状態での一時的な変形
そもそものモーターの位置調整量の不足やその逆
考えられる原因は一つではありませんが
とりあえず自分が知る限りで
簡単に見つけられる要素の1つとして


このようなベベルギア(左の3つ)
(1番右は比較用の次世代ベベルギア)
これは海外製電動ガンのベベルギアですが


このギアは右の次世代ベベルと比べよく見ると
ピニオンギアと接するギアの山の形が丸く太くシャープさがありません


このギアは先ほどのギアに更に輪をかけて丸くなっていますね

こういったベベルギアが使われているようでしたら
恐らくこのギアを交換しない限り静かになりません。
自分の経験上では静かになった試しがありません。
絶対にならないとは言えませんが、
相性のいいピニオンギアを探す時間、購入するコスト
これらのムダでしょう。
自分も相性のいいピニオンギアに遭遇したこともありません。

太いということは
ギアのかかりも浅いため
そのまま使っていると最終的には
ベベルギアにピニオンがモーター側に押し下げられることもあります。

じゃあ何なら手っ取り早く静かになるのか?
マルイ純正かSHSの高い方のかなぁ
特にマルイ純正のベベルギアは侮ることなかれ
セクターギアやスパーギアと比べてもかなり硬い素材で出来ているので
よっぽどなカスタムでもしない限り持ちます。
SHSの高い方のであればそもそも全部替えちゃうか?(笑)
他にもA&K製のツーピースタイプ、初期の頃のAPS製あたりも良かったかも
悪かったのは・・・
メーカーさんの悪口になるので差し控えますが(笑)
組み合わせるピニオンや摩耗の具合にもよりますが
マルイのモーターを使うならこのへんであれば大概静かになりますよ。
色んな要素が噛み合ってのことなので断言はしませんが(笑)
  


Posted by 低王  at 00:28Comments(0)電動ガン雑記流用実験

2016年09月22日

次世代ベベル流用に専用ラッチは必要か?実験

電動ガンの難点でもあるセミオートのレスポンス
マルイ製電動ガンも
逆転防止ラッチの歯の数が2枚から4枚に増え
HCや89式、次世代に至っては10枚になり
HCのギア比とEG30000モーターとの組み合わせ、
HK417に採用されているサマコバモーターとの組み合わせでは
ほぼ不満を感じないレベルに到達したと思えます。
さらには電子トリガーの登場によりほぼ解決した感すらあります。
しかし
HC化はしたくない
サマコバモーターや社外の高性能モーターは高価
電子トリガー化もコストがそれなりにかかる
ということで
10枚歯ベベルギアの流用というアイデアが登場しました。
この10枚歯ベベルギア流用について
専用の逆転防止ラッチが必要
という情報と
逆転防止ラッチはそのままでイケる
という情報があり
その真意を今回は確かめてみました。


使用したのは
マルイ製ver.2メカボックス
マルイ製ver.3メカボックス
ノーマル逆転防止ラッチ
ノーマル加工逆転防止ラッチ(先端を1mm程平らに削ったもの)
マルイ製HC用逆転防止ラッチ
マルイ製HC用ベベルギア


Ver.3逆転防止ラッチ取り付け穴からベベルギア軸受けまでの距離


ver.2逆転防止ラッチ取り付け穴からベベルギア軸受けまでの距離

この時点で
メカボックスにより寸法に差があることが判りました。
穴位置の距離が長く不安要素の大きいver.3での実験
メカボックスをネジ締めし
ドライバーで逆転方向にテコの原理で力をかけていきます


ノーマル逆転防止ラッチ
ラッチ先端が食い込む形になり
ある程度は持ち堪えましたが最終的に逆転阻止出来ず。
残念!


HC用逆転防止ラッチ
はい、これはさすがです。
食い込まない形になってるので全く心配ありませんです。


ノーマル加工逆転防止ラッチ
長さが短くなっているためあっという間に逆転
こんなんなら加工しない方が良かったです。
ゴミ箱行き決定


ver.2はノーマル逆転防止ラッチでも何とか耐えました。
0.5mmの差は大きいようです。

今回はver.2、3のみでの実験でしたが
ver.2は何とかかんとかノーマルラッチでもイケるようです。
専用ラッチを使うのが安全牌ということには変わりありませんが(笑)
個体差により寸法に差異があることも十分考えられるため
鵜呑みにはしないで下さいね。
  


Posted by 低王  at 22:28Comments(0)電動ガン流用

2016年09月21日

擬似ブローバック化 D-BOYS SCAR-L なぜ擬似ブロなのか

マルイさんが次世代をリリースしてずいぶん経ち
今更感いっぱいの擬似ブローバックカスタムです。

次世代のリコイルをオミットする方法の方が簡単ですが
アイデアを捻り出して面倒な加工をして作品を作ること
ダメダメな物をそれなりのレベルに引き上げること
そういった天邪鬼成分80%で出来ている自分はこれでいいのです。

なぜ自分が擬似ブロばかり作るのかというと

1.次世代はラインナップが少なく選択肢が限られることと、海外製のスタンダード電動ガンの豊富なラインナップは捨て難い
2.次世代化は1丁にかける労力とコストがかかることと、そもそも不可能な機種があること
3.スタンダードな状態では物足りなくなってしまったこと
4.ガスブロ長物はガス代だけでも泣きそう
5.春夏秋冬問わず動かしたい
6.コレクションの中で一丁入魂的な特別扱いは嫌い

他にも多々理由はあるのですが
結局のところ銃に対して浮気性なんですね(笑)

動画はこちら


アッパーフレーム内上部はほぼダミーボルトが占めているため
質量が大きく擬似ブロ作品としては1番振動が大きく
SCARの特徴らしい煩さが上手く再現できたと思います。



  


Posted by 低王  at 18:47Comments(0)電動ガン疑似ブローバック化雑記

2016年09月03日

擬似ブローバック化 D-BOYS 電動 AKM

“リアル”って言葉はその人の主観も無視できない要素ですが、
自分が電動ガンを弄る上で
“リアル”を大事にする部分
それは“その銃らしさ”です。
以前にも同じようなコトを書いた記事もありますが、
高初速、高サイクル、静音
歓迎される要素を与えることがカスタムの全てでは無いと思うからです。

今回はD-boys製AKMSにAPS製メカボ類を組み合わせた
お手軽擬似ブローバックAKM(AKMS)です。
ブローバックする電動のAKM、意外とありそうで無いんで作りました。

以前の記事でも書きましたが、
自分はAK系が特別好きって訳ではないのですが
最近少しづつAK系の魅力にヤられつつあります(笑)
AKM(AKMS)って結構不憫な扱いされてると思うのは自分だけ?
銃を扱った内容の書籍なんかでもAK47と同一視されがちだったりで
AK系にあまり興味の無い人からしたらほぼ同じ銃に見えてしまうのも否定はできませんが(笑)
かく言う自分も改めてこいつを作るために
いろいろ本腰入れて調べるまではお恥ずかしながら
仕上げに関してAK47は染め、AKM以降は塗装がむしろリアルらしい
なんてことも知らなかったワケで(笑)
LCTあたりの染めがリアルなもんだとばかり思ってました。
そんなこともあり
シレッと艶ありの黒スプレーで全塗装後に軽〜くウェザリングしてますicon01

AK系はパッと見は同じように見えてしまうのですが
拘って見ていくといろいろな違いが見えてきて
弄る度に本当に勉強になります。
AK好きな諸先輩方が言うように
AK系は似たような物でも本数が無駄に増えていくってのは本当ですね。
似たような物でも別物なんですもの。
そりゃあ仕方ないです(笑)

動画はこちら


7.4vリポ、ローサイクル再現のため敢えての机モーター仕様ですicon01
机モーター、意外に悪くないですね。
  


2016年09月02日

ARMY L85 A1 その特徴はむしろデメリット産んでるかもよ?

ARMY製のL85(大人の事情でモデル名はR85)
G&G製のL85のコピーですね。

ご存知の方も多々いらっしゃると思いますが、
こいつのメカボはバージョン4(PSG-1用)の亜種

ロングストローク、プリコッキングセミオート、電磁ブレーキを残したままフルオートを追加!豪華で凄い内容の・・・!

とはならないんですね。

元々のバージョン4の設計思想を全く無視してグダグダな内容になってしまっているので一回リセットした方がいい。

となるんですね。

ほら、こいつに限った話じゃなく身近に無いですか?
物凄い内容を求めて欲張った結果グダグダなフルカスタム。

とりあえずこのL85の場合だと
ロングストロークを捨てることにより
・普通のサイクルのフルオート
・フルオートでのピストンクラッシュ等のトラブルの発生率の低下
・ギアクラッシュしても専用ギアが要らない(M14用でいい)
・ピストンクラッシュしても専用ピストンが要らない(嵩上げスペーサー+マルイ純正でもいい)
・専用スプリングが要らない(普通のストロークでも初速は充分過ぎるくらい出るし普通のスプリングから選べるので調整も容易)
相乗効果として
・サイクルが上がるのでちゃんと調整してやればセミオートのキレもまずまずになるので
プリコッキング状態である必要性もあまり無く、モーターに負荷のかかる電磁ブレーキも要らない

とんがった特徴を敢えて捨てるとこによりノーマル然とするだけで
沢山のデメリットが消えてメリットがもたらされる好例ですね。

改めて分解調整にあたり参考にさせて頂きました先人の方々に感謝

動画はこちら
https://www.instagram.com/reel/ChZXIe_J8eA/?igshid=YmMyMTA2M2Y=
7.4vリポバッテリー、付属中華モーターでの動画です。

ほら、普通にすれば普通に動くじゃない。

あ!このモデル自体は剛性も高いし
擬似ブローバックも撃ってて楽しいし
L85らしさもいい意味で再現されてて個人的には好きです(笑)



  

Posted by 低王  at 22:38Comments(0)電動ガン雑記

2016年09月01日

A&K M870 外装弄り MAGPUL SGAストック


個人的に最近お気に入りの
A&K製M870(マルイメカコピーの方ね)の
外装カスタムをしてみましたface03

ちなみにフォアエンドとストックはPPS用のを加工して着けてます。
もちろんポン付けはできません。
リューター使って半日くらい削り倒しです。

A&K製M870を数丁弄って気づいたこと

最近のロットのヤツだと思いますが
折れやすく泣き所でもあったアクションロックバーが
シレッとグレードアップしてましたicon22
スチール製のローレット加工されたピン?になっています。
これは嬉しい改良点です。
耐久性はまだ不明ですがねicon11


あ!
A&K製M870でこの手の外装カスタムするなら
固定ストックモデルはベースにしない方がいいですよicon23
単発発射のCA870コピーのモデルでもそうだったように
メカボのケツが思いっ切りブロック状のオリジナル形状なため
とにかく選択肢が無くなっちゃいますので!

マルイ製ガスM870でこの手のカスタムパーツ出てきたようなので
あまり需要の無い情報かとは思いますが(笑)

そのうち木ストバージョンとかも作ってみたいなぁicon12  


Posted by 低王  at 01:57Comments(0)ショットガン流用パーツ製作