2017年07月30日

ARESとS&TのTavorの互換性

一時期東京マルイさんからリリースされると話題になったタボール
結果Boysだったワケですが(笑)


フルサイズのタボールであれば
海外メーカーのARES製とS&T製がありますが
何が違うかと言えば
ARES製・・・一体成型フレーム、金属成型フレームトップ部部品
S&T製・・・・Explorer Ver 主要部分以外は樹脂パーツ軽量&廉価盤
pro Ver 擬似ブローバック&サイト、レール等が金属
フレーム表面の質感の違い云々もあるのですが割愛

海外製は破損した場合修理するにあたり
ある程度の互換性が確認出来ればいいのですが
実際そうもいかないので
ARES製にS&T製のメカボックスとチャンバーを組み込むということで
人柱として実験してみたいと思います。


まず、S&T製はメカボとチャンバーは別体ですが
ARES製はメカボとチャンバーが合体した状態になっています。
左:S&T製
右:ARES製
写真はチャンバーを取り外した状態になっていますが
このようにノズル位置が違っています。
なので

アウターバレル取り付け基部が着くフレーム位置にスペーサーを作り高さを調節する必要が出て来ます。
ダミーボルトと取り付けネジがフレームに干渉する位置を削る、切る作業、
ARES製は給弾口がフレームと一体となっているため、
S&T製チャンバーが収まるよう加工を行います。

S&T製のチャンバーを組み込むため
アウターバレル基部もS&T製を使用します。
ちなみにアウターバレル基部の形状も違っています。
そのままでのポン組みは不可能なため、またセレクターバーが逃げてしまわないよう小細工も行います。

この他にもマガジンキャッチの組み付け方の違いや
フレームトップ部のパーツの取り付け方法や寸法の違いもあり

結論
恐らく後出しのS&T製はARES製の内容にオリジナルテイストを加えたコピーですが、オリジナルテイストが強過ぎるため、外寸は似通っていてもほぼ互換性は無し。
と見た方が良いようです。

で、最終的に出来上がった
ARES製とS&T製のニコイチ
擬似ブローバックギミックありのARES製タボール
S&T製のPro Verがあるからワザワザ作る必要も無いワケですが(笑)
動画はこちら

実は意外と実銃はサイクル速いんですね?!(wikipedia参照)

  


2017年07月27日

電動 ブローバック AA-12 改修


以前製作した擬似ブロAA-12ですが
YouTubeでコメントを頂いた際に改めて当時の動画を観てみたんですが
いやぁ、お恥ずかしい限りです。
全然ダメじゃないですか!(笑)
ということで、
ダミーボルトまわりの改善を行い
サイクルが遅くても速くてもちゃんと追従するように改修してみました。

動画はこちら


以前よりさらに喧しいface03

漢らしくてステキですicon21
  


2017年07月22日

擬似ブロ コン電 MAC10 オープンボルト仕様

先日のコンパクト電動ガンのセクターカットの実験で
セクターカット自体よりもカットオフカム位置の変更を行う方が効果あり
といった結果が得られたため
以前製作した擬似ブロMAC10に
この技術をフィールドバックすると
ブローバック動作がオープンボルトの動きになる(ニヤリ)


ということで
チャチャッとカットオフカム位置を変更
作業に集中してカットオフカム位置変更後のギアの写真を撮り忘れましたface07

動画はこちら
https://www.instagram.com/p/CYyX4Q_PpDE/?utm_medium=copy_link

要はピストン解放直前で停止する位置になるよう機械的にカットオフするだけなので、
バッテリーに元気がありすぎるとバーストになる可能性はあるワケです。
オープンボルトの再現が主な目的でしたが
プリコック仕様なので自然とセミオートレスポンスは良くなるといったオマケがつきました。
逆にダミーボルトのストローク量を欲張りながらクローズドボルトを再現するとセミオートレスポンスは犠牲になるということですねicon03

  


Posted by 低王  at 19:55Comments(0)疑似ブローバック化

2017年07月21日

実験 コン電でセクターカットすると・・・

コンパクト電動ガンでの実験
スタンダード電動ガンのカスタムではサイクルアップを目的として行われるセクターカット
ただでさえキャパの無いコンパクト電動ガンで行うとしたら
という実験です。
やらなくても理屈上は電動ハンドガンと同じになるコトは解ってはいるワケでこれがオチみたいなもんですが(笑)
敢えて手間暇をかけて人柱になってみたいと思います(笑)

とりあえず、引き始め側と解放側
どちらをカットするかという問題ですが

純粋にカットオフカムの位置との関係云々の問題で
解放側の歯のカットの方がいいようです。
引き始め側をカットした場合どうなるかというと
ピストン解放後にカットオフカムがカットオフレバーを弾くタイミングが早めになるため、ピストンの停止位置が撃ち切り位置気味になりぶっちゃけセミオートレスポンスがリポを使っても悪いまんまになりますface07
やってみて思ったコト

カットオフカムはピアノ線打ち込みなんかで適正位置を割り出さないなら
コン電のセクターカットはしてもあんまり恩恵は無いって感じですねface07

ついでなんでピストンについて
ピストン比較

コン電ピストン

電ハンピストン
電ハン用の純正ピストンが良かったのですが、注文するのが面倒だったので
某メーカーのハードなピストンを使用
自分の場合はピストンに擬似ブローバック用の加工を行ったのが仇となったようで
セミオートで3発試し撃ちしただけでこのピストンは終了することになりましたface07
AOEもちゃんと確認したんだケドなぁ・・・

そのままではピストンの長さも違ってしまうため
シリンダーヘッドにピストンの長さと帳尻合わせするためのパーツを製作

こちらも3発でピストン割れたのですぐに御蔵入りface07
結局コン電用純正ピストン加工で

電ハン用ピストンも流用するにはソコソコ加工が必要になるため
パーツ代と手間を考えるとコン電用ピストン加工の方が良いと思いました。

結論
セクターカットしても1枚くらいではサイクルの上昇は気のせい程度、初速が落ちるだけで差して効果無しface07
ショートストローク化してエア容量が少なくなる分バレル長も短くする等、それに合わせた対策をすれば初速面もどうにかなる可能性はありますが、
そこまで手間をかける程の効果も多分無いかと・・・
レスポンスアップなんかの部分を詰めるならカットオフカムの位置変更なんかの方が有効と思われます。
さすがマルイさん。サイクルと初速の差し引きで考えると良い塩梅のバランスで作られていますicon01  


Posted by 低王  at 23:09Comments(0)流用実験コンパクト電動ガン

2017年07月20日

擬似ブローバック化 S&T(AY・Echo1) スペクトラ

ここんとこご無沙汰しておりました。
いろいろやってるんですがなかなかブログのネタにするような結果に結び付かずicon11
今回は久々の擬似ブローバックネタでicon01
S&T製シテス スペクトラ
AY製の物と同じ、中身はEcho 1の
箱出しではお話にならないとか
分解がやたら力技を必要として整備性が悪いとか
まあ悪名高い電動ガンですね(笑)

触ってみた、弄ってみた感想としては一言で言うと「ウンコ」ですね。
最近の次世代や凝った海外性に慣れてしまったということもありますが(笑)
・インナーバレル先端が固定されずガタガタ→アウターバレル製作
・ホップ調整ダイヤにアクセスし辛い(工具無いとムリくさい)→ダミーボルトフルストロークでオープン
・チャンバーがSTDM4タイプで調整がピーキー→M4用同軸チャンバーに変更
・分解するにもレシーバー後部のロックパーツの寸法がグダグダ→削りに削って整形
・フォアグリップが長すぎてコレじゃない感がいっぱい→ブッた切り&接着で長さを3cm短縮
・その他いろいろ(笑)もちろんメカボは要調整→とにかく妥協できるレベルに調整
これらを改善しながら擬似ブローバック化してみました。
今回のお題は“フルサイズ電動ガンのメカボが入ったモデルで何処までタイトなモデルを擬似ブローバック化できるか?”ということで
アッパーレシーバーとメカボ上面のクリアランスは0.5mm程しかありませんicon11
動画はこちら
https://www.instagram.com/tv/Cb2GjvjJ4VH/?utm_medium=share_sheet

コッキングハンドルとダミーボルトは別体で手動で動かす際は連動、
射撃時はダミーボルトのみが動くよう制作しました

何か手直しするにしても変な穴をプラ板で塞いだり
妙にプラモデル要素が強いというか・・・
セミ・フルの切り替えセレクター位置が違うとか
セレクター類が片側モールドでアンビで動作しないとか
いろいろデフォルメされている部分に不満点はありますが
こんな珍銃を電動ガン化してくれた海外メーカーの熱意は評価に値するかなと




  


Posted by 低王  at 20:52Comments(0)電動ガン疑似ブローバック化