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Posted by ミリタリーブログ  at 

2016年05月11日

ノーマルこそクルマ(電動ガン)の黄金比なり スーパーノーマル


昔走りに狂った人には解るネタかな(笑)

個人的に
ノーマルのマルイ製電動ガンって(電動ガンに限った話でもない)
初速、サイクル、耐久性、命中精度、etc、黄金比だと思うんですよ。
(ボディ剛性自体が弱い古いモデルの命中精度はまたちょっと別の話)

カスタムのご依頼を頂く際にお話しをお伺いすると
初速やサイクルを上げたいお話しはあるのですが、
耐久性についての部分でデメリットをお話しさせて頂くと
「耐久性は無視で」
と言うお話しにはまずならないんですよね。

そうなると
90台の初速やサイクル2〜3アップ程度の内容であれば
グリス選びやシリンダー容量とバレル長の調整等で
必要なカスタムパーツって実はほとんど無かったりするんですよね。
(コンパクト電動やクルツサイズのバレル長なんかだと調整幅的に何かしら必要になったりしますが)

耐久性を上げたいと言う部分で
強化と名の付くピストンやギアが真っ先に頭に浮かぶと思いますが、
ただ闇雲に強化すればいいってものではなく
固い部分と柔らか部分(柔と剛)のバランス
負荷のいなし方って大事だったりします。
全てを強化された時、負荷は何処に逃げるのか?
それはヒューズレスと同じ結末になるのは少し考えれば解ることです。


そういう意味では
マルイ製の純正パーツの各部品の材質のバランスって凄いと思います。
変える必要のある部品ってほぼ無いです。

だからカスタムパーツが全く必要無いかと言えばそうではありません。
明確な目的を持ってノーマルからバランスをあえて変えたい時や
微調整が必要な時
最低限必要になるパーツというものは存在します。

ただ、“この明確な目的“ってのがあまりにも突飛な内容だったり
明確な目的が無いカスタムパーツてんこ盛りフルカスタムだったりという場合
耐久性とのトレードオフは免れない訳ですが・・・


メーカーの設計力や持っているデータの量は個人のそれとは比較にならないレベルにあって
個人に出来るカスタムやチューニングってのは
メーカーが商売の為に
コストに合わないと切り捨てた部分(個体差も含む)の調整や
ある程度乱暴な取り扱いをされても対応できる安全マージンを
自分が求める性能側にパラメータを振り分けてやることくらいなのかもしれません。

それはマルイ製の設計を複製した内容の海外製品でも同じコトが言えると思います。

だからこそ分解して見極める必要がある訳ですが

耐久性を視野に入れて考えれば、
行き着くところはノーマルファインチューン(スーパーノーマル)

純正からあまりにもかけ離れたスペックの代物を望むならば
非なるものは非なるものでしか作り得ない
ベース選びは大事と言うところでしょうか。