2022年08月14日

S&T製タボールのディティールアップ

半年ぶりくらいの投稿ですね。
最近は楽してTwitterやInstagramばっかでしたが

KSC(KWA)からしっかりライセンス取ったタボールが出て久しいですが、いろんな面でGBBは…ってタボールユーザーは自分だけではなと思います。


ハンドガードのところの六角ネジのモールドを本物のプラスネジに


フレームの各種ピンの頭のサイズ変更
モールドで再現されているピンと足りてないピンを再現
(余計な位置のキャップネジの頭2箇所はごめんなさい)
マガジンキャッチのスプリングの受け部分の再現。
元々のスプリングだとスプリングの巻き方向が逆なのでスプリングは製作。


凄く気になっていたレール基部
フラットトップモデルだとあまり気にならなかったんですが、数少ない資料を見れば見る程気になり…
バレルに固定される構造がしっかり再現されているKSCのGBBは大したものです。
電動ガンということもあり、分解方法を変えるのもちょっと面倒だなと思ったのであくまでそれっぽく見えるように再現。
ARESのスリングスイベルを使用して受けの方を切削加工、Rピンで抜け止めをする仕様に。
セレクターの反対側に穴空け。


リアサイトの固定ピンはEリングで固定する仕様としピン自体を削り出して製作。
リアサイトの穴の左右に凹みを掘り蓄光塗料(ホワイトドットから少し欲出して入れてしまいました)


インナーフレームがはまっている感じを筋掘り。

バレルロックの回り止めレバーをそれっぽく別パーツで再現。
ポートカバー後ろの穴を追加、ネジの受けみたいになってる感じも再現。


バレルロックの反対側のレンチを差し込む穴を縦に。
カートディフレクターの取り付けネジ上下の窪んだ形状の再現。

とまあバカみたいにやった訳ではありますが
S&T(ARESも)のタボールって一回りちょっとデカいって話もあるんで、リアルかどうかはまず置いといて(その方向に寄せといてよく言うよ)
AKやM4に比べてポリマー系の鉄砲ってあんまり弄るとこが無くて面白くないんですが、プラモデル感覚でそこそこ楽しめたかなと

どうしても電動でディティールにもそこそこ拘りたいって酔狂な方が居ましたら¥10,000で加工承ります
ARESのスリングスイベルの部分は別途その部品が無いと作りようが無いんで、そこは除外(スリングスイベルのパーツを別途準備出来るようであれば別途¥5,000で作業は出来ます)でおねっしゃす。  

Posted by 低王  at 23:47Comments(0)電動ガン流用パーツ製作

2022年01月21日

リファインFA-MAS EVO(仮) 製作受け賜ります



昨日投稿しました
リファインFA-MAS EVO(仮)
につきまして、レシピが完成したので
製作依頼をお受けできる段階となりました️

内容としましては

メカボックスの洗浄
メカボックスバリ取り
ピストンレール部摩擦低減&グリス保持加工
モーター変更加工
バットプレート加工
メカボックスネジを国産ステンレスネジに変更
シリンダーヘッド緩衝材厚みUP
内緒のノズル
内緒のピストン
マルイ製ピストンヘッド後方吸気加工
加速シリンダー化
気密取り
CNC製M90スプリング
スプリングスペーサー追加
内緒のギア&ラッチ加工純正ギア
逆転防止ラッチ加工
シム調整
AOE調整
マルイ製EG700モーター
モーター専用軸長加工
ピニオン位置調整
マルイ純正新品パッキン改スリックパッキン
長いがけホップ用テンショナー
インナーバレル長がけホップ加工&研磨
インナーバレルガタ取り
スイッチ端子鏡面研磨
トリガースイッチショートストローク加工
SBD追加
高効率配線化+配線ルート変更
20A平形ミニヒューズ仕様
各部に最適なグリスを適量塗り分けてグリスアップ

この内容で¥30,000になります
(2022年1月現在)



https://www.instagram.com/p/CY8qL__vqL4/?utm_medium=copy_link

マルイのFA-MASでもまだまだイケますよ️

たまぁ~に調整済みのものを販売するかもしれません
  

Posted by 低王  at 14:26Comments(1)電動ガン

2022年01月20日

リファインFA-MAS をリファインしました

かなり長い間サボってましたが
最近インスタ始めまして
そっちとリンクさせたりできるよなぁってことで
またちょこちょこ書いてこうかな…なんて



しばらく構想だけで手をつけていなかった
リメイクファマスの叩き台にするため
リファインファマスをグレードアップして
リファインファマスEVO(としておく)
を製作しました

商売なんで秘密にしときたい部分もあるため
詳しい内容の写真は載せません

リファインファマスから何が変わったのか?

①モーターをEG560→EG700に
モーター交換はアダプター等を使わず極力シンプルに
②秘密のギアを使用
せっかくモーター変える訳だしノーマルと比較にならん感じにしたいじゃないですか(笑
③トリガーストローク短縮
はい、ノーマルとはトリガーのストローク量が全然違って短くなってます。
このへんが主な違いになります



モーター交換のためのアダプターを使わなくても少しストックの蓋は浮くんですが、最小限にとどめておけるかなと
逆転防止ラッチの解除用の突起は外装ギリギリまで切り落とし、不意に触れていて動作がおかしい感じになるのを防止



初速とサイクルはこんな感じ
7.4v 2000mAh リポ使用
0.20g弾使用 ホップ最弱時
動画はこちら
https://www.instagram.com/p/CY8qL__vqL4/?utm_medium=copy_link
横にスワイプしたら見れます

時々オークションにも出品します

今から FA-MAS 買うならコレしか無い! 最高の FAMAS !! リファイン ファマス EVO https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/u1037650172

  

Posted by 低王  at 20:27Comments(2)電動ガン

2019年05月28日

AGM MP40 擬似ブローバック化 セミオートオミット

昭和生まれのオッサンはだいたい好きなMP40

以前からやるやる言いながら
やるやる詐欺と言われても仕方無い勢いで
なかなか進展していなかったAGM製MP40のブローバック化でしたが
前回ベレッタM12Sの擬似ブローバック化を行った際に
流用出来る技術が多くだいたいのプランがまとまったため
この度満を持して制作してみました。

既にSRCから擬似ブローバック搭載の
ハッキリ言ってAGM製より出来の良いMP40が出てはいますが
AGM製はマガジンを共用できる機種がいろいろあり、
価格も安いというコレクター向きというよりゲームユース向きな利点と、
綺麗過ぎないという部分が逆に好きなので
敢えてのAGM製ベースですface01


AGM製MP40のガッカリポイントであるセレクターは撤去
フルオートオンリーの仕様とします。

今回はセミオートで動作させた際に気になる
ダミーボルトの停止位置はほぼ気にしないことにし
(擬似ブローバックの場合はフルオートで動作させた場合ピストンの停止位置によってどのみち中途半端なダミーボルト位置になるので)
純粋にピストンストローク=ダミーボルトストロークで
ローサイクルと相まってただ大きくダミーボルトがバカバカ動くのを愉しむ系にしましたicon01

動画はこちら
https://www.instagram.com/p/Cid6vSfh3bs/?igshid=MDJmNzVkMjY=  


Posted by 低王  at 23:13Comments(0)電動ガン

2019年05月24日

S&T ベレッタ M12S 擬似ブローバック化 ②

今回M12Sをブローバック化するにあたり

・サイクルは遅く→中華ウンコモーター使用を前提に
・中華ウンコモーターは立ち上がりが遅くセミオートのタイムラグが大きい、加えてピストンのオーバーラン量も少ない
・11.1vリポ、電子制御パーツは使わない
・でもセミオートの動作は嫌になる遅さではなく
・オープンボルト再現のためピストンのオーバーラン量を多く
と、無理難題を解決できないかと
以前から考えていた小ネタの実験を今回してみました。


ロングストローク用のギアを使い
カットオフタイミングの遅くすれば
プリコック状態を電子制御せず機械的に作れるだろうということで
実験行ってみました。


余分な3枚分の歯を削り落とす訳ですが
純粋に解放側の歯だけを3枚削り落とし
通常のギアと同じ歯数にすると
カットオフタイミングが遅めのギアが出来上がります。

そうするとどうなるかというと

こちらが通常のカットオフタイミングで
セミオートで動作させた際のピストン停止位置

こちらがロングストローク用ギアを加工し
カットオフタイミングを遅くしたものを使用しての
セミオートで動作させた際のピストン停止位置

結果から言えば成功なんですが、あともう1.5cmくらい後退した位置で停止してくれると嬉しかったicon02
余談になりますが
11.1vリポで動作させた感じではいい塩梅のピストン停止位置になりましたicon15
しかしサイクルが速くなってしまっては元も子もないのでソレはナシでface09

微妙に半端な結果になってしまいましたが
とりあえずオープンボルト擬似ブローバック完成という事でicon11

動画はこちら
https://www.instagram.com/tv/Ccc6N-KpHEz/?igshid=YmMyMTA2M2Y=  


Posted by 低王  at 21:38Comments(0)電動ガン実験

2019年05月23日

S&T ベレッタ M12S 擬似ブローバック化 ①

お久しぶりです。
向こう2ヶ月ゲームに行けない低王ですface07

オジサンには懐かしいベレッタM12S
(ガキの頃模型屋で見て憧れた銃の一つでしたface03)
このレトロな感じが堪りませんface03
しかし実銃の方は現在でも現役で活躍中らしい

よくぞモデルアップしてくれました!
海外メーカーさんのこういう絶妙な路線大好き!

早速分解です。

ギアにはJGとか刻印ありますね。
低価格帯の中華バラして思うんですが、
もうメーカーがどことか正直アテにならんというか、
生産工場がどこの系列のかって事の方が本質のような気がします。

オリジナル形状のメカボックスなので
思わぬ落とし穴があることもしばしば
よく確認していきます。

このメカボックスの場合はネジ穴の突起がピストン後端と干渉するため
逃げを作る加工をしないと変な力がかかることになる状態だったりicon11

でもこういうのって
さんざん慣れたメカボックスを弄るのと違い
間違い探し的な刺激があって楽しいですねface02

YouTubeにて動画は既に公開中ですが
ちょっとした小ネタの部分があるので動画は次の記事になります。
  


Posted by 低王  at 22:43Comments(0)電動ガン

2019年01月11日

新機軸!擬似ブローバックすらしない!見せブローバック!

新年あけましてしばらく経っちゃいました。
年末年始にかけてオーダーいただいた皆様ありがとうございます。
また本年もよろしくお願い致します。

さて、新年一発目のネタ!
いや、ネタという程のネタでもない
すっごくくだらない事を本気でやってみます!
というかずいぶん前にやってみました。


はい、画像お借り致しました。
S&T(AYも同じ)の電動AR57ですね。
コッキングレバー部分に注目!

はい、こっちも画像お借り致しました。
こっちは実銃の画像
コッキングレバーまわりがちょっと違いますね。

まあ何となくコレをちゃんと再現しながらってコトで


モールドになっている部分を削りに削ってスッカラカンに


コッキングレバーまわりも作り直し


シリンダーの加速ホール位置を外観の一部とするため
コッキングレバー部分に合わせ
このままだと格好悪いので


塗装
でもこの通り殆どシリンダー容量はありません(笑)

どうよ!

コレが動くと・・・

加速ホールから見えるピストンが姿を消すだけ(笑

要するにピストンの動きが見えるただのスタンダード電動ガンたぜface03

擬似ブローバックすらしない!
そう!見せブローバック!

コッキングレバーのトコがガチャガチャ前後するパターンではないんですね。
いやね、海外の実銃動画とかいろいろ見て
可能な限り忠実に再現はしたつもりなんスよ(笑
コイツにしろP-90にしろこのパターンは
擬似ブローバックバカの自分にとって鬼門のようです(笑



見た目最優先で初速も低いぜ!

ここからシリンダー内部にゴミ入りまくるぜ!

異物が入ったらソッコーでピストンクラッシュだぜ!

やらない方がいいぜ!face03

最終的にお蔵入りだぜicon22



暇を持て余してはいない低王の・・・遊びicon22

はぁ・・・しょうもな・・・・  


Posted by 低王  at 21:53Comments(0)電動ガンパーツ製作

2018年08月10日

AGM MP44 擬似ブローバック化 ご依頼ありがとうございます! ⑥

しばらく引っ張ったMP44ネタも今回が最後になります。

いきなりですがブローバックしてるトコ

最終で完成した動画を撮り忘れるという失態をしたので
大まかにブローバック ギミックが完成した段階での動画になっちゃいましたicon11
このモデルは銃自体の重量はある方ですが
ダミーボルトの質量自体がソコソコにあるため
擬似ブローバックと言えどここが動くのと動かないのとでは
随分撃ち味が違いますicon01

ついで便になりますが

メカボックスを含め別メーカーのパーツを使用すると
微妙な寸法差から上手く動作しなくなることがあるので
MP44に限った話ではなくちょこちょこ小技が必要になります。


みんな大好きクイックスプリングチェンジメカボ
このスプリングガイドも使用するスプリングにより
上下に傾きたがることがあるので
可能であればメカボックスの後端と接する外径のワッシャーと
ネジを使い安定させましょう。
固定ネジが元々あるものもありますが、固定ネジを締めて変にグラつかないかチェックはした方がいいですね。
これが原因でピストンクラッュやギアクラッュが発生するのもバカらしいですからねicon03

  


2018年08月06日

AGM MP44 擬似ブローバック化 ご依頼ありがとうございます!⑤

さて、今回はガッツリブローバックギミック部分の内容になります。

ピストンと連動するブローバック ギミックパーツとダミーボルトを連結する部品、そんなものは作らなければ存在しない訳でして。

寸法を決めギコギコと。
強度を考え1mm厚ステンレス板から切り出します。
考えるよりおっ苦うな作業ですface07

ダミーボルトと組み合わせネジ位置を決めて加工していきます。
ステンレス板の厚み分ダミーボルト側も掘り込みスムーズに動作するよう加工

結構ギリギリの寸法です。

微妙な引っかかり感や擦れ感でブローバックギミックの動きがシブいのも嫌なので、細かいようですがこういう部分の加工もしていきます。

ブローバックギミックを追加することにより
通常干渉したりすることの無い場所にも影響が出ることがあります。
今回の場合はチャンバーのホップアームに干渉し
ホップのかかりがメチャクチャになるため

こういう部分も加工していきます。
「擬似ブローバックなんてピストンの動きに合わせてダミーボルトがパカパカ動くだけ」
しかし“動くだけ”とはいうものの、ちやんと動かすだけでもそれ相応の苦労がある訳ですicon11  


2018年08月05日

AGM MP44 擬似ブローバック化 ご依頼ありがとうございます!④

間が空きましたが前回の続きです。

擬似ブローバックギミックを追加する上で
ピストンにはダミーボルトが連動することにより
かかる負荷が多少なりとも追加されることになるため
AOE調整をしっかりと行うことにより
ピストンの一番後ろのラックギアにかかる負荷を低減させます。

AOE調整を行う上で
シリンダーヘッドの緩衝材の厚みを増す訳ですが
海外製のシリンダーヘッドはマルイ製に比べ緩衝材は薄かったり
形状が違っていたりいろいろあります。
貼り付ける緩衝材は耐久性を考え
マルイ製にも使われているらしいハネナイトを使用したいところですが
入手性とコスト面に難があるため(岩手のホームセンターには売ってないface07)
ニトリルゴムから削り出して緩衝材を追加します。
ソルボセインは耐久性に難ありなので使いません。

写真を撮る関係上こんな絵にしてますが気密チェック
この時点ではまだグリスは塗布していません。

コレはちょと別の個体の調整時の画像ですが
シリンダーの内径とピストンOリングの外径はホント様々なので
ピストンOリングはアホ程色々なものをストックしておいて
無数のOリングから最適なものを選定し使用します。
スカスカ過ぎてもキツ過ぎてもいけません。

Oリングの選定と気密チェックを行い
シリンダー内壁にグリスを塗布しますが
グリスはあくまで補助なので薄塗りで。
グリスてんこ盛りで気密を取ろうとする方もいらっしゃいますが
根本的な解決になっていない上
後々色々と厄介な事になるのでオススメはできません。
特に後方吸気タイプのピストンヘッドにグリスてんこ盛りにする行為は
既にそのピストンヘッドの形状の意味を理解していないとしか言いようがありません。

ホント微妙な部分ではありますが
製造メーカーにより
メカボのシリンダーの収まる位置と
シリンダーヘッドの収まる位置の関係によっては
シリンダーの端りもシリンダーヘッドが奥まってしまうものがあります。
物によってはタペットプレートの後退量を制限してしまうため
シリンダーの一部をシリンダーヘッドに合わせて削ります。

⑤に続く